春のチヌ釣りは忍耐力が要ります。海の中はまだ冬。1日1回のアタリ。防御力ゼロのワタクシ電車とスイカさんが、この時期、それを進んでしようとは思わないわけです。
でもシーズンは開幕している。何か釣りたい。それも美味しい魚がいい。そうだ、シマアジって美味しいよね。寿司屋でしか食べたこと無いけど。
慰めとは思うけど「水潮」に大苦戦!の巻
ということで、今回は前から気になっていて行ってみたかった和歌山は串本のカセに初挑戦してみました。お世話になったのは大裕丸さん。選んだ理由は、釣果ページを見たらシマアジが釣れていたから(・∀・)!なんと単純。
大阪からは3時間。いつの間にかだいぶ南まで高速が伸びていて、思ったより楽にドライブできました。10年前ぐらいに那智勝浦に行った時はそれはそれは遠く感じましたから・・・。
「ラクティス・完全車中泊仕様」デビュー!!!
実はこの日、「ラクティス・完全車中泊仕様」がデビュー。想定通り、快適な寝心地で翌朝までぐっすり眠れました。I師匠、さすがいい仕事されてます!ありがとうございました!
ついでに、ブラインドシェードもデビュー。ラクティス専用に作ってあるものなので、当たり前ながらサイズもぴったり。100均の車用カーテンとは段違いの遮光力。車の中が部屋になったみたいな。まじで。
人気の渡船屋さん
串本のカセといえば、「完全フカセ」という釣法が有名なのですが、やったことがない上に釣果ページを見ていると、マイルドな胴付仕掛けや天秤フカセ仕掛けの方が良さそう。ということで、この日はスイカさんが胴付仕掛け。ワタクシ電車は天秤フカセ仕掛けで臨みました。
仕掛けは大裕丸さんのページに載せておられますので、参考になります。一応、完全フカセの真似事もできるようにしておきましたが、出番はありませんでした。
大裕丸さんの渡船乗り場は既に人でいっぱい。いつぞやに三重に行った時のよう。やっぱ近畿圏は人多いですね。人気の渡船屋さんなんでしょう。
沈黙の串本。
朝一にスイカさんが20センチオーバーのカワハギをゲット。続けて記録更新の30オーバーの大型カワハギ。これはいい感じ。隣のカセでは真鯛が上がって、これは大物の期待!
そしてさらにスイカさんに大物の引き。これは60オーバーの真鯛!とおもいきや水面に近くなったぐらいで、どっかでお馴染みの「走り」。ボラ!
気を取り直して、さーシマアジ。なんて思っていたら、そこからまーーーったくアタリなし。
終わってみればオキアミが取られたのがたったの3回だけという。周りのカセを見ても、全く釣れている気配なし。向かいのカセの常連さんらしき人の会話を聞いていると今日は期待薄のような雰囲気。試合終了。ワタクシ電車・初串本に完全試合を喫す。
人気の理由。
てな感じで、初挑戦の串本・大裕丸さんは惨敗に終わったんですが、疲れが吹き飛ぶことがありました。
メインの船頭さん。代金を受け取った後、麦わら帽子を取って「ありがとうございました。」と深々とお辞儀。こんな船頭さん初めてみました。福井の野村渡船さんの若船頭さんに匹敵する丁寧さ。「敬語の文化がない和歌山」あんましあてにならんですねぇ。
そういえば、年配の船頭さんも釣っている時に優しく声をかけてくださっていました。さらに、狙いの魚が釣れなかった人には真鯛を1匹サービス!ありがたくいただきました(^^)
ところで、あまりのアタリのなさに、今日はみんな調子悪かったのかと聞いてみたところ。
船頭さん「あそこの山にダムがあってですね。大雨が降ると放水するんです。すると水潮になっちゃうんですよねー。晴れの日が続いた後とかは狙い目ですよ。また来てください。」
ふむふむ。水潮。釣り人の大敵。塩分濃度が薄くなるとお魚が嫌がるんですねぇ。確かに木曜日、大雨でした。
GoogleMapで見てみると、確かにダム、ありますねぇ。うむ。ハードラックだったのかな。
とにかく、とても気持ちの良い渡船屋さんなので、また近いうちに会いに行こうと思いました!(シマアジに。)
ということで、串本・大裕丸さん初挑戦レポートでした。どうも、初挑戦の釣り場は惨敗を喫して、スイカさんがカワハギを釣ってるような・・・?
GWはどこいこーかなー。おしまい。