※「トヨタ ラクティスで車中泊 完全ガイド パート2」からの続きです。パート1から読みたい方は→「トヨタ ラクティスで車中泊 完全ガイド パート1」。
魚のエサと人間のエサと氷の手配方法から の巻
さて、3回に渡ってお届けして来ました、ラクティスでの釣り前日車中泊の完全ガイド。いよいよ最終章です。よくぞここまで来た、勇者よ。
この記事は少し古いです。2015年12月現在、ワタクシ電車のラクティスはより最高の寝心地を求めて進化しましたので、こちらの記事もご覧ください。
チヌ釣りなら季節に応じた餌のチョイスが大事になってきます。生きエサを使わないオキアミ、サナギ、コーンなどだけならいいのですが、ボケ、シラサエビ、カニその他生きエサを使いたいときは厄介です。
彼らの鮮度が気になるので、前日買っておくのはちと苦しい。翌朝、起きてからの手配になるでしょう。車内でエビのブクブクの音を聞いて寝るのは辛いですからね。
ダンゴを自分で手配する釣り場の場合も、翌朝手配の方がいいでしょう。バッカンからほんのり漏れるダンゴの匂いを嗅ぎながら寝ないといけなくなるからです。(車の外に置いて寝るのは・・・微妙ですね。盗まれることはないと思いますけど・・・)。
ラクティスの場合、二人分のダンゴ用バッカンは、スペース的にもキツイです。
釣りエサ屋さんによっては、前日、ダンゴをセットしたバッカンを置いておいてくれて、生きエサだけまた翌日に引取り、なんてコンビネーションを使わせてくれるところもあります。
次は人間のエサ(朝ごはん・昼ごはん)。前日から持って行く場合は何かと気を使いますが、それは覚悟次第。渡船屋さんで弁当が頼めるところは積極的に頼みます。
あとは氷。翌朝にエサ屋さんによる場合はそのついででOK。朝食を買うコンビニの時でも。
翌朝、起きるなり釣り場に直行したい場合や、氷をわざわざ買いたくない場合、前日からクーラーに保冷剤を入れる形になります。うちはわりと後者のパターンを使います。
使ってるのは、「ロゴス(LOGOS) 保冷剤 倍速凍結氷点下パック」。夏場、前日20時頃にクーラーに入れても、翌日夕方までは余裕で凍っている強者です。これを2つ、12リットルのクーラーボックス、シマノ フィクセル ライトに入れて持って行っています。
「おやすみー」までかかる時間は15分
さて。晴れて釣り前日になりました。大体金曜日のことが多いんですが。出発前に夕食、シャワー、歯磨きなどを済ませて、イージーな格好に着替えて、出発です。
寝るポイントに到着。
うちの場合、次の手順で寝床を整えます。慣れたもので、この間たったの10分。
- ヘッドレストを外す。(後ろの工程で電源を使うのでエンジンは切らない。)
- シートを倒してカウチソファモードを完成させる。
- 車中泊キットを取り出す。
- 窓にカーテン、日よけシートを張る。(スイカさん担当)
- エアポンプをシガーソケットに差し込む。(電車さん担当)
- エアベッドを広げる。
- 空気を入れてベッドを完成させる。
- 枕・掛け布団を整える。
これで寝床は完成ですよ。この間、15分。明日の一番船の時間はオッケーですか?iPhoneのタイマーで目覚ましをセットして、エンジンを切って、鍵を車内からリモコンでかけて。
「おやすみー」
この装備で、ラクティスの場合、178センチまでの人なら、十分足を伸ばして寝ることができます。182センチあると諦めた方がいいと思います。足がダッシュボードに当たるはずです。山沖さん(阪急→阪神)なんかは無理ですので諦めてください。
うちの場合、エアベッドの上に、運転席側153センチ、助手席側178センチ、の人間が横に並んで寝ています。寝返りも窮屈ながらうてますよ。
過去、スイカさんが夜間「こむら返り」になるという事故がありましたので、水分・塩分は多めにとっておきましょう。500mlのペットボトルの水があるといいです。
翌朝、起きて釣りに行くまで
わたくし電車の場合、たいがいタイマーがなる10分ぐらい前にパチっと目が覚めて、そわそわとし始めます。タイマーがなったら、エアベッドの空気を一気に抜いて、朝です。
車中泊キットを夜と逆の手順でしまって、トイレで顔洗い&歯磨き。自販機で飲み物を飲むのもいいでしょう。この間だいたい15分。釣り場まですぐなところで起きられるこの幸せを噛み締めましょう。
コンディションはバッチリですか?
さあ、出発です!
釣り前日車中泊、オススメできる?
朝起きて、釣り場まで2時間以上ドライブしないといけない人には、オススメできます。疲労感が全然違って、釣りに集中できますし、何より、あの朝の「1番船に乗り遅れちゃいやん」という焦りもなく、前日はゆったりと、安全運転で向かうことができます。
つまり、釣り前の楽しい時間を、噛みしめるように過ごすことができるんです。これはお得ですよ。
いかがでしたか?気になったら、あなたもぜひ、試してみてください。釣り前日車中泊。トラブルがあればどっかの宿に泊まっちゃえ、ぐらいのノリで、気軽にどうぞ。
わりと楽しいですよ。では、どこかのパーキングエリアで!
おしまい。
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