シリアからトルコに向けて、命がけで地中海を渡らなくてはならない人々をニュースで見ます。ホント、僕たちは日本に生まれたということだけで既に宝くじに当たってるよなぁと。常々思うわけであります。
ここまでとてもラッキーな人生を送ってきていると自負しているワタクシ電車ですが、今回の幸運は「伝説のバックスクリーン3連発」ぐらい後々まで話題になりそうな出来事でした。
神様が天狗の僕に送り込んだ地上最強の刺客!の巻
GW前半は串本は大裕丸さんに真鯛・シマアジ狙いのリベンジでお邪魔しましたが、痛恨の2連敗(=ボーズ)を喫しました。GW後半、もう同じ釣果は許されない。
・・・となれば、もうあそこしかありません。そう。僕が行ったことある中ではダントツのチヌの魚影を誇る、高知は須崎市「釣り筏幸丸」さん。「ツリしゅみ」でも何度か紹介記事を書かせてもらった常になにか話題を提供してくれる最高の釣り場。
いきなりオチを出しちゃいましたが、さすが幸丸さん。やっぱなにか持ってます。
朝、渡船乗り場に行くと。やたらとダンディーな低い声の釣り師が他の釣り師と話をしている。どっかで聞いたことがある声だなーと思ってチラッと道具を見ると「京阪チヌ研」と刺繍が入ったバッグ。
え。もしかして???
「あれ、兼松さんちゃうん?」「わぁー!ホンマやね!」
はい。
ご存知「キング」兼松伸行プロ。チヌ釣りをする人でこの人を知らない人はいないでしょう。日本最強のチヌかかり釣りトーナメンター。DVDももちろん持ってますよ。「ZERO攻め」。だから声を知ってたんですよ。
楽しげに他の釣り師と情報交換をしてはる兼松さんを横目で見つつ、小声でヒソヒソ話をするワタクシ電車とスイカさん。いきなり話しかける勇気もなく、ただ呆然として船が出発するのを待つしか出来ませんでした。
でも、ちと待てよ。幸丸さん、筏なら50人ぐらいは余裕で乗れるけど、カセは2隻だけで最大8人しか乗れないよね。ってことは・・・?
なんと同じカセで釣ることに!
2隻ある幸丸さんの大型カセ。トイレが付いてる側には女性連れを優先して配置してくれたりします。今回はワタクシ電車・スイカさん。兼松さんにもお連れさんがおられまして(実は後から知ったのですが、水谷さんという有名な釣り師さんでした)。
「あー残念、さすがにGWは貸し切りじゃないー」とか思ってる場合じゃない。キングの横で釣りができるぜ!雑誌「ちぬ倶楽部」では、特別企画で、読者の応募多数の中から一人だけが獲得できる権利やったやん!なんちゅう幸運。
「まさか兼松さんと同じカセで釣らせてもらえるなんて!勉強させていただきます!」
思い切って挨拶をすると「ほんな大したもんじゃないですよーワハハ」と笑ってはる。DVDではすごい理論的な話し方をされておられたので、もっと堅苦しい方なのかと思ってたのですが、全然そんなことはなく、とっても気さくな方でした。
魔法のように釣り上げるぞ!!!
本音は、根掘り葉掘り色々と質問をしたかったのですが、プライベートで楽しみに来てはる兼松さんにそれも失礼な話やわなーと思い、自重。横目でチラチラ見るのと、水谷さんへのアドバイスに、耳をうちわぐらいのサイズに膨らまして聞き耳を立てるのに終始しました。
電車が時々トライするけど全く釣ったことがない「広角釣法」はもちろん、オーソドックスなダンゴ釣りでも、次々に、それこそチヌに魔法をかけたのかと思うぐらい次々と釣り上げる兼松さん。ホンマにすげえ!
チヌ釣り千手観音とでも言いましょうか。引き出しの多さ。
生け簀のネット際を狙ったとか、フォール中に食わせたとか、少し這わせたとか、ダンゴから1メートル離すとか、とにかく、釣り上げるパターンが多い。挙句の果てには浦ノ内湾ではお馴染みの巨大魚アカメを小チヌを挿し餌にヒットさせたり。楽しんではる (^^)
何がすごいって、他の誰にもアタリが無い時でも悠々と釣り上げる。ホンマにすごい。
対照的にワタクシ電車はこの日からっきしダメ。過去、幸丸さんに来るたびにカセで一番釣っていたもんだから・・・。そう、きっと、神様が天狗になっていた電車の鼻をへし折るために、地上最強の刺客を送り込んでくれたんですよ。本当にありがとうございました。
兼松さんは余裕の30枚オーバー!
ここ幸丸さん、秋の数釣りの時、カセではなくより簡単なイカダで、ずーっと同じパターンで20センチ級の小チヌをそれこそサビキ釣りのように頑張って、やっと30枚を釣りました。兼松さんは春の、まだ渋い時期にいろんなヒットパターンで型も揃えつつ余裕の30枚オーバー。モノが違いすぎる。
あっという間に納竿の4時が来て、片付けしているときに兼松さんが「ブログにアップしたいんで写真いいですかー?」と声をかけてくださる。逆っすよ、それ!(笑)
こっちからお願いしようと思ってたのにこれまたなんという幸運。一緒に撮らせてくださいとお願いして、冒頭の一枚、という運びになりました。ありがとうございました!
その後少しアドバイスも頂きました。オキアミの付け方やシラサエビの使い方とか。いま開発中のPE対応の竿のお話とかも。んーーー濃い経験でした。
ソフトボールでも絵画でもなんでもそうだと思うんですが、一流のものを見るのと見ないのとでは、脳みそへの刺激が、違うと思うんですよね。ほんまラッキーでした。
2016年チヌ釣り開幕!
帰り際、駐車場で兼松さんに挨拶。キングでありながら横柄なところは全く無くとても礼儀正しく、ダンディー。なんちゅーか、品がある。背も高くカッコいい。田中覚プロが「兄貴」と呼んで慕うのもわかる。スイカさんもすっかりファンになってしまい、毎日兼松さんのブログをチェックするようになりました。
・・・てな感じの今年の初チヌ釣り。電車の釣果は幸丸さんにしては寂しいものでしたが、スイカさんが頑張りました。何より一発目でこのイベント。幸先いいじゃあーりませんか。美味しい浦ノ内湾のチヌをお土産に、大阪への帰路に。やっぱりここ、最高の釣り場っすね。
2016年 夫婦チヌ釣り対決スコア
電車:1枚(+1)、スイカさん:7枚(+7)
さーとうとうチヌ釣りシーズン開幕しましたよー。ではまた!
コメント
その日の晩に兼松会長から聞きました。
大阪の若いご夫婦と一緒だったと。
幸丸を選択し予約したのは私です(笑)
あっ初めまして神戸の小濱と言います。
兼松会長と同じK-ZEROです。うちの女房もチヌ釣りしますので
よろしければ何かのご縁でご一緒できたらと思います。
宜しくお願いします。
小濱さん
ツリシュミの電車と申します。コメントありがとうございました。
プロの方々の話題に登場できて光栄でございます。
釣り場でお見かけしたらお声掛けさせていただきますね!
今後ともよろしくお願いいたします(^o^)
# コメント承認で実名が出てしまうと思いますので、もし問題ございましたらすぐ仰ってください。
実名でのブログ公開をされていることを確認したうえでの承認処理ではありますが・・・
その日の前日、兼松さん水谷さんと一緒に洋仁丸に乗ってました。
高知のMIYAです。K濱さんとも友達です。
いずれ浦の内でお会いすることもあるかも知れませんね(笑)
そのときは、よろしくお願いします。
MIYAさん
ツリシュミの電車と申します。コメントありがとうございました。
ブログ拝見致しました!浦ノ内の釣果をたくさん載せていただいていて、とても参考になります。
浦ノ内湾は一番好きな釣り場です。また行きますので、ご一緒したときはぜひお話お聞かせ下さいませー
今後ともよろしくお願いいたします(^^)