【入手困難】甲ヶ崎・野村渡船さん初チヌの思い出【カキフライ】


すっかりお気に入りになってしまって、最近よく通わせてもらってる福井は小浜・甲ヶ崎の野村渡船さん。今日は初めておじゃました時の釣行記です。2014年5月初旬。

諦めたらそこでカキ終了ですよ? の巻

ずっしりと重い。これが野村渡船さんのチヌだ!

ずっしりと重い。これが野村渡船さんのチヌだ!牡蠣の養殖棚が見える。

2014年のGWを前にプランを練るワタクシ電車と嫁さんのスイカさん。例年のパターンとして、5月だ!チヌだ!のっこみだ!といって、早々にチヌ釣りに出かけては、全く魚信なくボウズで無言の帰宅を果たすという展開。もう何年同じことやってんねん、と。

春だと言っても、海の中はまだまだ冬なわけですよ。1日1回のあたりをものにしないといけないような展開に慣れていない我々にとっては、5月のチヌ釣りなど、晩年の南海ホークスが黄金期の西武ライオンズに立ち向かうぐらい無謀。

つっても、釣りたいもんは釣りたい。せっかくのGWだし。

福井でチヌ釣りできるイカダで釣れてるところを探せ。

神のいたずらか、ワタクシ電車は少年期を福井県で過ごし、今も両親は福井に住んでいます。福井。チヌ釣りのパラダイス。スーパーチヌ釣り師山本太郎さんを育んだ、金丸渡船さんも福井県にありますのよ。

少年期釣りどころか、お魚に全く関心のなかった電車。

なぜに当時からチヌ釣り少年になっておかなかったのかと。原チャリ乗り回してたんなら海まで竿持って行かんかいと。高校に麻雀牌持って「雀牌ケースは習字道具入れと似てるからカモフラージュできるやん?」とか言ってて担任に親を呼びだされている場合かと。人生最大の失策と。そう悔やんでいるわけでアリマス。

鯖とサンマの違いも解らなかったからね。

お前は何をやってるんだ。

お前は何をやってるんだ!

そんなこんなで、このGWはBBQと家族麻雀を兼ねて、親の家に泊まって、次の日どっか福井のイカダで懲りずにチヌを狙おう!ということになりました。

入念なるサーチの結果、サイトに載ってる釣果がよさげーってことで決めたのが野村渡船さん。予約の電話をしたところ、とても感じのいい方が応対してくれました。これはいいかも?

前日のBBQ。超おいしいホルモンあり。

前日のBBQ。超おいしいホルモンについてはまた。

あなたの家から野村渡船さんへどれぐらいかかるのか気になったら↓

生ガキが売ってない!

野村渡船さんの釣果を見てると、ヒットエサに「カキ」という文字が目立つ。うーん。カキチヌね。やったことない。チヌ釣り道場とかで見たことがあるだけだ。まあ、わざわざ殻付きのカキで本格的にカキチヌ狙いをしなくても、生ガキでも挿し餌につけておけばいいんちゃう?ってことで、浅はかな我々は、前日、福井のスーパーでの生ガキ探しに。

こんなんが欲しかった。

こんなんが欲しかったの。

ところが、時期は5月頭、どこのスーパーに行っても生ガキが売ってないんですよ。当然殻付きも。5件のスーパーをハシゴして探したんですが結局見つからず。季節的に遅いですわな。

私には戦闘配置がないんでねぇ

私には戦闘配置がないんでねぇ

是非に及ばず。

カキはカキだ。冷凍のカキフライ。これなら手に入る。水につけて、中のカキを取り出そうぜ!我ながら名案だぜ!実際やってみると、いとも簡単に、カキをゲットできました。20個入のパックだったので、20個。ふふふ。おかんは鼻で笑っていましたがね。


マジに1日1回のみのアタリ

必殺のカキ(元カキフライ)を携え、野村さんに教えてもらったエサ屋さんではボケ、アケミ貝、オキアミを用意。ダンゴはマルキュー 赤だんごチヌ。そっか。この時も赤ダンゴだったんだ。「そっか。」の理由 ~ 赤ダンゴチヌの威力痛感の巻 ~

あげてもらったのは湾奥エリア。居付きの大型チヌが多いポイントだそう。船頭さんはやさしい初老の方でした。どうやら船頭さん(先代?)、若船頭さん(当代?)、若船頭さんの息子さん=ヤング船頭さん(次世代?)がいらっしゃるようだ。

ひたすら時合を待つ。

ひたすら時合を待つ。右の囲いがトイレ。

朝から小魚のアタリすらない時間がひたすら続き、昼を回る。これこれ。のっこみ期のこのハードコアさ。野村渡船さんの釣果詳細ページには釣れた時刻も載せてくれてて、それによると夕方に釣果が集中している。

時合は夕方一本!

時合は夕方一本!

それにならって、我々もピークを夕方に持っていくべく、ダンゴを大量に作って、一箇所にまき、その時を待ちました。

日が傾きかけた夕方5時。最初、電車のボケにアタリがあって、素針を引く。本日初の魚信にわああぁっとスタジアムが湧いた頃、スイカさんが竿を曲げる。

挿し餌は・・・カキ元カキフライ)。マジ?

このときはカメラで遊んでて動画が残っていた。

このときは買ったばっかりのカメラで遊んでて、ついでに動画が残っていた。やり取りするスイカさん。

釣果のページに載せてもらえた!

湾奥エリアは水深が浅い。3メートルぐらい。それでも長く感じたチヌとのやり取り。あがってきたのはひと目で40センチオーバーと分かる立派なチヌ。値千金の一発はスイカさんの記録更新!

カキ好きのグルメチヌ。

カキ好きのグルメチヌ。お腹パンパン。

でも、このチヌ、お腹がパンパン。抱卵しているっぽいです。なんだか可哀想な気がしてきて、逃がしてやることになりました。でも、船頭さんには報告したいし。ということで、とりあえずストリンガーに掛けておきました。

釣れたあとはダンゴを投入。太郎さんの教え。

釣れたあとはダンゴを投入。太郎さんの教え。

納竿後、若船頭さんに報告しました。

「元カキフライで釣れましたわ!」

とっても喜んでくれて、記念撮影。晴れて野村渡船さんの釣果一覧ページに載せてもらえました。記念撮影後、港からチヌさんはリリース。カキを食べてるチヌって、絶対美味しかったんだろうねぇと今でも話しますが。まあよい。次は年無しになって帰ってくるだよ。

それにしても若船頭さん、見た目は少し怖め(笑)だけど、物腰の柔らかい、とてもいい人!

男前すぎる「有効期限無し」スタンプカード。

さらっと「有効期限なし」のスタンプカード。かっこ良すぎ。

野村渡船さんは初めての方にもオススメできます。

夫婦で初めてのチヌ釣り、でもおすすめできるぐらい。船頭さんも若船頭さんも優しい人で。とてもいいところ見つけたねーっと大満足。若船頭さんもチヌ釣りをされるみたいですので、色々教えていただけるのではないでしょうか。

しっかし。まんまとカキ(元カキフライ)で釣れたねぇとゲラゲラ笑いながら、幸せに帰路についた電車とスイカさんでした。

野村渡船さんに初めて行った時の釣行記でした。おしまい。

電車の釣果は聞く必要もなかろう。

電車の釣果は書く必要もなかろうよ。

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