今を遡ること4年、当時の釣り業界に衝撃を与えたアイテムがありました。ありましたっていうか、今も普通にあります(公式サイト)。釣り人なら誰でも知ってるんじゃないだろうか。
その名も「うみなかみるぞう君」。SEOを考慮して付けたのかと思ってしまうぐらい、そのまんまなネーミング。ひねりなさっーい。
人前でこれをスチャっと取り出す勇気が僕には。の巻
ホント、我ながら釣りバカだなと感じてしまうんですが、ブログネタを整理するために写真フォルダを見てると、こんな写真が次から次から出てきます。まるで秋山真之。「知謀沸くがごとし」ですよ。
そんなことはさておき、この「うみなかみるぞう君」評価やいかに?
堂浦のチヌが釣れなかったこの年。
この年は、あまりにも堂浦でチヌが釣れないものだから、とうとう我慢できなくなって、海中をみてやるぜ!みるぞうくんだぜ!ということで、うみなかみるぞう君をゲットする方向で夫婦会議は合意に至りました。自分の腕を棚に上げて責任を外部に求める最も人望を失うやり方。
って言ってもこのみるぞう君、確か当時普通に買うと37,800円しました。高い。せいぜい、3回使ったら飽きそうなシロモノだ。昔からなんでも手を出してすぐ飽きる。おかげでヤフオクの評価は200に近い ゲフンゲフン
でも海中は見てみたい。
最初からヤフオク出品を念頭に行動するのもあれだなーってことで、どうしたものかと思ってたら、レンタルメニューがあるじゃないですか。
当時、1週間 7,000円でレンタルできたんですよ。今もできるみたいですよ。すぐさま申し込んで、吹田市から届く。わりと近所やん。7,000円ならまあ、パチンコ負けたつもりで処理できなくはない。
ゴルフバッグ級の大きさを誇るダンボールが届いて、ドキドキしながら開封。試し撮りなどをして、次の釣行日を待つ。それはそうと、荷物になるぞ。これ。
谷井渡船さん10番屋形の海底、見ちゃいまーす。
※ 谷井渡船さんは2020年5月で閉業されました。
2011年11月12日。試す場所は再び谷井渡船さんと決まっている。写真の撮影日を見ると見事に週末連チャンで行ってて我ながら呆れる。
見回りの船頭さんも二度見するぐらい、目立つこのカラー。80年代のパ・リーグを彷彿とさせるカラーリング。
でも実力は警察の水難事故捜査とかでもお墨付き。さっそく海中に投入して撮影開始。手元のモニターに魚が見える。「わーちゃんと映るねー」
魚は写る。他にチャリコが写ってた。でもチヌは映らない。やはり警戒心が強いのか・・・
今まで脳内映像でしか見たことがなかった、堂浦の海底は、綺麗な砂地で。潮が早いときは海底のダンゴの混ぜエサ(コーンとか)がすごいスピードで流されていくのがよく分かります。これは感動モノでしたよ。
んで、どうやってん?
結局、チヌの姿は見ることがはできませんでした。っていうか、チヌ釣りもしたいわけで、ずーっとうみなか君の相手をしてるわけにはいかないんですよ。僕は。忙しいんです。
当然というべきか、どっちにも集中できず、チヌはボーズ(笑)
長官、空母は魚雷で、魚雷で叩くべきです!
このうみなか君、SDカードに動画を保存できます。ところが今回この記事を書くにあたって当時撮影した動画を探したのですが、見つかりませんでした。静止画が少しだけ残ってたのが救いで。痛恨の極みである。
うみなかみるぞう君公式サイトには他の人のが色々アップされてますから、興味のある人はそちらを見てみてください。
まとめ
水中をリアルタイムに見ることができるのはとても面白かったです。7,000円の価値はありましたよ。でも、見ての通り微妙にでかくて荷物になるので、とても毎回持って行こうという気にはならないですね。シラサエビのブクブクと一緒で、電池の用意が面倒なのよね。
そして何より、例えば知らない人がたくさんいる釣り場でこれを取り出して撮影を開始する勇気が僕にはないことに気づきました。黄色くてでかい。子供とか寄ってきそうやん。大人は鼻で笑いそうやん。
そして、「防水デジカメ Canon Power Shot D30 でチヌを撮影できるか?」でも紹介したとおり、シマノがもっとスタイリッシュな水中カメラ「シマノスポーツカメラ」を世に提案して。。。
ということで、大方の予想通り、1回裏で降板となったうみなかみるぞう君。あれ以来4年が経ちますが、公式サイトを見ると黒筐体バージョンが出てたり、色々進化しているみたいですね。
僕が試したのは黎明期の「うみなかさん」だったので(何故か苗字呼び)、今はもっとユーザーフレンドリーな仕様になってるかもしれませんよ!ぜひ、試してみてくださいね!
きっと楽しいよ。